神社参拝方法・神道作法について

何ごとも、心が素直に表された形は自然で、また美しくもあり、私たちの共感を呼び起こすものです。
 神社に参拝する場合、どうしても形にとらわれてしまい、終始形式的になりがちです。「二拝二拍手一拝」の作法がその基本形となっています。
 そこに、どう心を込めるか、また込めたほうがよいのかは、参拝される皆さんの心の持ち様ではないでしょうか。それがためには、具体的な形におけるそれぞれの作法の意味をわかって戴くことが重要です。
 一人一人の作法はもとより、企業や団体で神社に参拝して戴くに際しても、十分御参考になることと思います。
 もちろん、祈りの心は個々に違っていて当然ですが、参拝とそれにかかわる作法について、その「形」の前提にある「心」をわかって戴ければ幸いです。

神社にお参りするときは、まず入口の鳥居のところで衣服を整え、浅く一礼をし、心をひき締めて、境内に入りましょう。    他人の家へ入るときには、「ご免下さい」「お邪魔します」などと挨拶するのが常識であるのに、神様の鎮まります神社へは、何の御挨拶も申し上げずに、ズカズカと入るのはまことに失礼なことです。
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