神社所蔵品:瓦製狛犬 (那珂市指定文化財)
瓦製狛犬阿吽形(1対 阿形欠)
法量(単位:センチメートル)
吽形 全高 33.4体長 27.5
形状
吽形 頭を立て前脚・臂(ひじ)を張った山犬型の風があり背負う面上部を向いている。 耳は低く目は開き鬣(たてがみ)は単純模様である、歯牙の一部を覗かせている。坐した全体の姿はシンプルでスマートである。右前脚肢(きゃくし)を欠いている。
材質・技量
陶製(瓦製)素焼
制作年代
室町時代鹿嶋社が建てられた永享12年(1440年)以降と思われる。瓦色をしているが、元は彩色が施されていたと思われる。
山犬型狛犬の例は、名古屋伊勝八幡社の陶製狛犬一対[制作年として応永25年(1418年)の墨署名がある]があり、現在はこれを山犬型狛犬の基準としている。
由来
元は一対であったと思われる。鹿嶋神社が創建された本殿前に安置されていたと考えられる。
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