祈願・祈祷・人生儀礼


個人のご祈祷

  1. 交通安全/身上安全/災難除け
    • 交通安全
      交通事故に遭わないよう祈願します。特に新しく車やバイクを購入したときや、運転免許を取得し運転を始める際には、祓い清めをお勧めします。また、事故に遭ってしまったときも、一度祓い清めをされると良いでしょう。交通事故ですから、自転車や歩行者でも該当しますので、車やバイクに乗らない方でも祈願していただけます。
    • 身上安全
      事故や怪我の無いように祈願します。特に建設・工事現場などでお仕事をされる方や、スポーツなどで身体を良く動かす方にお勧めします。また、家の中や普段の生活、通勤・通学での怪我もありますから、子供からお年寄りまで身の安全を祈願していただけます。
    • 災難除け
      あらゆる災難が身に降り罹かからないよう祈願します。厄年や凶方位でもないのに良くない事が続く、特に受動的に災難がやって来るような気がしたら、この祈願をお勧めします。
  2. 厄除/病気平癒
    • 厄除
      厄年の年齢は、人の一生の中でも、体力的・家庭環境的・対社会的に転機を迎えるときでもあり、災厄が起こりやすい時期として忌み慎まれています。厄年の年齢は、「数え年」で数え、男性が二十五・四十二、女性が十九・三十三・三十七、そして男女共通の十三詣(最初の厄年)と、六十一の還暦(最後の厄年)があります。この中でも、男性の四十二と女性の三十三を大厄として特に意識します。現在では、災難が多く生じる禁忌の感覚が強調されますが、七五三や成人式、年祝いなどとともに人生における通過儀礼として大切に考えましょう。
    • 病気平癒
      病気や怪我を患っていらっしゃる方が、一日も早く回復出来ますよう祈願します。入院中など、御本人様が参拝出来ない状態であっても、ご家族・ご友人の方々で祈願していただけます。祈祷札や御守をお見舞いの品とするのも良いでしょう。
  3. 良縁祈願/安産祈願
    • 良縁祈願
      良い御縁がありますよう祈願します。良い御縁と言うと、一般的には男女の縁、「素敵な人と巡り会いたい」「この恋を成就させたい」と言ったところですが、既に決まったお相手のいる方が、「この縁が解けることがありませんように」と御祈願するのも良縁祈願のひとつです。また、人の縁は男女の縁だけではなく、血縁や地縁、学校や会社などの組織で出会うのも縁ですから、新生活のスタートや転居などで環境が変わるときに良縁を祈願されるのも良いでしょう。
    • 安産祈願
      妊娠されている方が、御産時の安産と産前産後の母子の健康を祈願します。当宮でお祀りしております神功皇后(じんぐうこうごう)は、安産守護の神様として多くの崇敬を頂いております。安産祈願は、戌(いぬ)の日に行うのが一般的ですが、ご都合により戌の日に参拝出来ない場合は、前もって安産祈願をお受けになり、戌の日に腹帯(岩田帯)をお着けください。また、腹帯をご持参くだされば、御朱印を押印いたします。
  4. 入試合格祈願/必勝祈願
    • 入試合格祈願
      試験に合格出来るよう祈願します。入学試験をはじめ各種資格試験や就職試験なども合格祈願の対象です。入試合格の祈願をお受けになったことで、神様からの応援と励ましをいただき、自信と落ち着きが生まれ、勉学により一層励めるようになり、結果合格が近づくことを趣旨とします。
    • 必勝祈願
      勝負事全般において必勝を祈願します。スポーツや選挙での祈願が多く見受けられます。当宮の主祭神であられます八幡様(十五代応神天皇)は、武の道をつかさどる戦の神として多くの崇敬を集める神様です。
  5. 旅行安全/心願成就/願解
    • 旅行安全
      旅行中に事件や事故に巻き込まれることなく、無事に帰れますよう祈願します。旅行安全は、行き帰りの移動中だけでなく、滞在先での安全も含みますので、交通安全とは異なります。海外・国内旅行はもちろん、比較的短期の留学や転勤、単身赴任などにも良いでしょう。
    • 心願成就
      心に願う事柄が、成就するよう祈願します。つまり、全ての祈願内容は、この心願成就と置き換えることが出来ます。こうして祈願の種類として独立しているのは、祈願の内容が他の種類のどれにも当てはまらなかったり、個別具体的であったりした場合にお応えするためです。
    • 願解
      願いを解く祈願です。既に祈願済みの願い事が叶ったので、神様にご報告し、感謝を申し上げるものです。
  6. 命名・家相の相談
    • 命名
      字画により吉凶を占い、赤ちゃんの名付けのお手伝いをいたします。お名前が決まりましたら、命名証を授与させていただきます。「お七夜(しちや)」といって、誕生の日を入れて七日目に名前をつけるのが古いしきたりですが、お名前を決めておくのはもっと早くて構いません。
    • 家相
      家相盤(風水羅計盤)を参考に、東に玄関があれば吉、鬼門にトイレは凶、など宅地や家の相の吉凶をお調べいたします。家相盤(風水羅計盤)を参考に、東に玄関があれば吉、鬼門にトイレは凶、など宅地や家の相の吉凶をお調べいたします。神棚の設置位置や御札の祀り方なども合わせてお答えいたします。

ご家族・企業・団体向けの御祈祷・祈願

  1. 家内安全/交通安全
    • 家内安全
      ご家内の安全と円満、家の益々の繁栄を祈願します。毎年お正月に、無事新年を迎えられたことを神様に感謝するのとともに、合わせてその年の安寧を祈願する最も基本的な祈願と言えるでしょう。家内安全の祈願はお正月に限りませんが、年が明けたら出来るだけ早く神様に新年のご挨拶を申し上げましょう。
    • 交通安全
      個人向けの祈願と同様、交通事故に遭わないよう祈願します。会社等で複数台の社用車やトラックをお持ちの場合、御守やステッカーを必要数ご用意することも出来ます。(祈祷初穂料は御守やステッカーの数により異なります)
  2. 商売繁盛/企業隆昌
    • 商売繁盛
      商売が上手くいき、売上・利益が増加することを祈願します。すでにご商売をされている方はもちろん、これから新規に事業を始める、リニューアルオープンをする、などでも祈願をされると良いでしょう。企業・個人経営など業種・業態に関わらず、商売繁盛を祈願するとともに、御神前で清々しく心を落ち着かせ、ご自身の掲げる理念・理想を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
    • 企業隆昌
      企業の繁栄・成長を祈願します。商売繁盛が売上・利益の増加を祈願するのに対し、新規事業の立ち上げ、店舗・工場・支社・従業員数などの増加、顧客・従業員満足の向上など、企業としてのあらゆる成長・質の向上を祈願します。
  3. 安全祈願/必勝祈願
    • 安全祈願
      思わぬ事故で怪我の無いよう身の安全を祈願します。特に建設・工事現場などでお仕事をされる会社や、スポーツなどで身体を良く動かす団体にお勧めします。また、家の中や普段の生活、通勤・通学での怪我もありますから、ご家族で祈願されるのも良いでしょう。
    • 必勝祈願
      勝負事全般において必勝を祈願します。スポーツや選挙での祈願が多く見受けられます。当宮の主祭神であられます八幡様(十五代応神天皇)は、武の道をつかさどる戦の神として多くの崇敬を集める神様です。

人生儀礼

人生にはさまざまな儀礼がございます。私たちはその節目節目で神様に手を合わせ、お祈りを捧げてきました。

  1. 安産と着帯
    子宝に恵まれたことを神様に感謝し、胎児の健全なる発育を願い、妊婦が腹帯(岩田帯)を締めるお祝いです。 妊娠五ヵ月目の戌(いぬ)の日に神社で安産を祈願し、岩のように丈夫な子供に育ちますようにとの意味を込め腹帯をしめます。 戌の日が選ばれるのは、犬が多産でお産が軽いということにあやかってのことです。 当宮では、安産の特別なお札・お守りと腹帯をお授けし、お子様が無事に誕生されますよう、またご出産の前後に母体に障りがなきよう安産祈願を行なっております。
  2. お七夜(しちや)と命名
    赤ちゃんが生まれ無事に成長した七日目を大切な節目の日と定め、「お七夜」と呼びお祝いします。 この日は、赤ちゃんのお名前を決めて神棚にお供えし(床の間に飾る)、初めて産着に袖を通す儀式が行われます。
  3. 初宮
    赤ちゃんが初めて神社にお参りする「初宮参り」は、無事に誕生したことを神様に感謝し、今後の健やかな成長を見守ってもらうようにと祈願するものです。 男児は生後三十日目、女児は三十一日目にお参りするのが通例(地域によって若干の相違はあります)ですが、それ以降でもご都合の良い日にご参拝ください。 当宮では、赤ちゃんの健やかなる成長をご神前にて祈願し、赤ちゃんのお守りとお食(く)い初(ぞ)めの食器をお授けしております。
  4. お食(く)い初(ぞ)め
    生後百日を過ぎると食べ物に一生困らないようにとの願いから、お膳を用意し食べる真似をする儀式「お食い初め」を行います。 ちょうど百日目にお祝いすることから「百日(ももか)の祝い」ともいいます。 お膳には、赤飯のほか、柔らかな赤ちゃんの頭が早くしっかりするようにと鯛などの尾頭付きの焼き魚が付けられます。 また、歯が石の様に丈夫になることをお祈りし、「歯固め」といってお膳に小石を添える風習がある地域もございます。
  5. 初節句
    生まれてから初めて迎える節句を「初節句」といい、子供の健やかな成長を願うとともに、厄除けの意味も込めてお祝いします。 男の子は5月5日の「端午の節句」に鯉のぼりや武者人形などを飾り、邪気をお祓いするとされる菖蒲の茎をいれた菖蒲湯に入ります。 女の子は3月3日の「桃の節句」に雛人形を飾り、ちらし寿司や甘酒などをいただきます。 また、地域によっては、身に付いた穢(けが)れなどを雛人形に遷して、川や海に流す「流し雛」を行うところもございます。
  6. 七五三
    この年ごろの子供の年祝いをする古くからの風習に由来するもので、3歳の男女児の「髮置(かみおき)」、5歳の男児の「袴着(はかまぎ)」、7歳の女児の「帯解(おびとき)」のお祝いがございました。
  7. 入学・卒業
    成長していく過程で、入学・受験・卒業なども人生の中で大きな転換期です。 神様にお参りをし、今後の無事とさらなる成長を祈願します。 当宮では、受験合格祈願に加え、個人・団体の方の新入学をお祝いするとともに、さらなる学業上達と身体健全のご祈願も行っております。
  8. 成人式
    20歳になると、男女とも神様にお参りをして、無事に大人の仲間入りができたことをご奉告しお祝いします。
    昔、男子は15歳、女子は13歳頃になると元服といい、髪形をあらためるなどして、社会から大人として認められるための儀式を行いました。
    現在では、成人すると社会人として選挙権などさまざまな権利が与えられ、それと同時に法律上の責任や義務も生じ、大人としての行動や考えを自覚する大切な節目となっています。
  9. 神前結婚式
    結婚式は数ある人生儀礼の中でも最も晴れやかな人生の節目といえます。
    天神さまとのご縁により結ばれたお二人に、これからご生涯をともにし、苦楽を分かち合いながら明るく清らかなご家庭を築いていくことを天神さまにお誓いいただきます。
    当宮の「神前結婚式」は、1,500年以上の悠久の歴史を見守ってきた大樟に抱かれて建つ「誠心館 儀式殿」において、末永いご多幸をお祈りし厳粛に挙行させていただき、素晴らしいお二人の門出をお祝い申し上げます。
  10. 厄年
    古来より人生の節目を「厄年」として忌み慎む習わしがあります。
    「厄年」を迎えるころは、ちょうど精神的・身体的・社会的に転換期を迎える時期と重なり、さまざまな面で変化の多い年回りとされています。
    数え年で、男性は25歳・42歳・61歳、女性は33歳・37歳・61歳が「大厄」となり、この大厄の前後の年齢が「前厄」・「後厄」となります。
    さまざまな災いからお守りいただきますよう神社にお参りして厄祓いをお受けします。
    平成25年の厄年(数え年)



    前 厄 本 厄 後 厄
    24才
    平成2年生
    うま
    25才
    平成元年生
    み(へび)
    26才
    昭和63年生
    たつ
    41才
    昭和48年生
    うし
    42才
    昭和47年生
    ね(ねずみ)
    43才
    昭和46年生
    ゐ(いのしし)
    60才
    昭和29年生
    うま
    61才
    昭和28年生
    み(へび)
    62才
    昭和27年生
    たつ
  11. 年祝い
    「年祝い」は、ご長寿をお祝いし、今後の健康とさらなるご長寿を願い、儀式が行われます。
    古くから年齢は「数え年」で数えられます。 「数え年」とは、生まれた時を1歳とし、新年を迎えるごとに歳を1歳足します。
    これは年神様をお迎えし、その祝福をいただいて、皆さま揃って一つ歳を取るという考え方です。
    還暦
    (かんれき)
    61歳 地方によってはこの還暦を一種の厄年としてあつかうところもありますが、当社では一般的に祝い年として扱っております。 生まれた年と同じ干支に還ることからこの名前が付きました。第二の誕生を迎える事になぞらえ、昔から赤い衣装を着てお祝いしました。
    古稀
    (こき)
    70歳 唐の詩人杜甫(とほ)の「曲江の詩」の一節に「人生七十古来稀」にちなんだといわれています。 「人生五十年」といわれた昔はまさに70歳まで生きるという事は稀だったのでしょう。
    喜寿
    (きじゅ)
    77歳 「喜」を草書体にすると七十七に似ている事からつけられたといわれます。
    傘寿
    (さんじゅ)
    80歳 「傘」の略字が八十に似ている事からつけられたといわれます。
    米寿
    (べいじゅ)
    88歳 「米」という字を分けると八・十・八になる事からつけられたといわれます。
    卒寿
    (そつじゅ)
    90歳 「卒」という字の略字の「卆」を分けると九・十と読める事からつけられたといわれます。
    白寿
    (はくじゅ)
    99歳 百から一を取ると白になるところから、白は九十九に通じるといわれます。
  12. 神葬祭
    神道式の儀式にて行われる葬儀のことです。
    「神葬祭」は日本固有の儀式で、亡くなられた方の御霊(みたま)をお鎮めし、お清めして永く「家の守り神」としてお祀りします。
    「亡くなられた方の御霊は、この世に留まりいつまでも子孫を見守りくださいます」という日本の伝統的な考え方は、今も生き続けています。
    何代も前のご先祖さまのお顔は見たことがないけれど、ご先祖さまたちがいなければ私たちは生まれていません。
    ご先祖さまをお祀りするということは、命のつながりの大切さを身近に感じるものだといえます。 これは、ご先祖さまの御霊とともに生き続けるという日本人の死に対する考え方や生活習慣から生まれた日本民族の姿を示しています。

出張(祈願・祈祷)祭典

ご注意
当社では、神職が皆様のもとに出向き、各種の神事を執り行う「出張祭典」をご奉仕致しております。
お申し込みは、電話やファックスでお受け致しますが、細かな打合せが必要な場合は、ご来社頂く場合があります。
出張祭典は、基本的に予約制とさせて頂いております。諸準備の都合により、遅くとも7日前までにお申し込み下さい。 (但し、神葬祭は除く)

出来るだけご希望の日時に添う様に致しますが、大安や休日、当社の祭典日などで重なってしまうことや出向くことが出来ない場合がありますので、早めのお申し込みをお願い致します。
 なお、氏神様のご加護のもと、斎行されるのが古来よりの慣習とされていますので、地方によっては地元の氏神社に祭典をお勧めする場合や、お断りする場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  1. 地鎮祭(じちんさい)
    「とこしずめのまつり」とも言われ、建主とその家族を始め建築業者など、関係する職人が参列して行います。 家や会社・工場など、建物の工事を始める前に、その土地の守り神様に利用の許しと工事の安全、建物とそこで生活する人達が安心して過ごせるようにご加護をお願いする清め祓いの儀式です。
  2. 定礎式(ていそしき)
    上記の地鎮祭とほぼ同じですが、コンクリートの地盤が完成した際に土地の安定と建物の工事安全を祈ります。
  3. 上棟祭(じょうとうさい)
    「棟上げ(むねあげ)」「建前(たてまえ)」とも呼ばれ、建物の骨格を造り、棟木を上げる際に行います。 鉄筋建築の場合は「佗董覆海Δ咾腓Α砲竜掘廚箸靴謄椒襯肇淵奪箸猟節付けを行います。儀式はキ炳に関わる神様をぁΑ・して ・上げまで后ΑΑΦ察λ宗・したことを神様に感謝し、今後の后Α・問題なぁヲ罅ΑΠ澄・ることを願います。
  4. 竣工祭(しゅんこうさい)
    神様へ建物が完成した旨の奉告と、その建物とそこで生活する人たちのご守護をお願いします。 一般住宅の場合「宅神祭」「新宅祭」「屋祓い」と、地域によって呼ばれ方が異なる場合があります。 この儀式は建物が完成した旨の奉告と、無事に工事が終わったことの感謝の気持ちを神様に伝え、家庭・会社の安全が永く続きますようにお願いします。
  5. 井戸のお祓い
    住宅や会社を取り壊す際、また宅地造成する際、敷地内に古井戸がある場合があります。水の神様に埋め立ての奉告をして、生活水への感謝と災厄の無いように祈り、井戸を祓い清める儀式です。
  6. 神棚のお祭り
    個人宅や事業所など、新たに神棚を設置・交換・場所の移動・撤去をする際に感謝と変わらぬ守護をご祈願します。 普段から日々の感謝の意を捧げることから、一年に一度行う初午祭・神棚祭などが一般的に行われています。
  7. 家庭のお祓い
    一戸建てやマンションの購入・賃貸など新しく家に入り、住居が変更になる際、また台所やトイレ・物置・井戸を始め、様々な場所に何か気がかりがある場合、清め祓いします。
  8. 会社のお祓い
    開所・開店、社業繁栄を始め、家庭のお祓いと同様に建物・敷地内各所に気にかかる場所があれば、清め祓いします。
  9. 神葬祭 (しんそうさい)
    通夜祭・遷霊祭・葬場祭・発柩祭・火葬祭・埋葬祭・帰家祭、その後御霊祭に関しては、10日祭・30日祭・50日祭・100日祭・1年祭・3年祭・5年祭・10年祭・20年祭・30年祭・40年祭・50年祭まで様々な慰霊祭がありますので、詳しくはお問い合わせ下さい。